住宅金融支援機構、「フラット35 子育てプラス」の利用状況を発表
- Tsubasa Yajima
- 3月27日
- 読了時間: 2分
住宅金融支援機構(JHF)は2025年3月21日、2024年2月13日に開始した「フラット35 子育てプラス」が、全フラット35住宅ローンの約63%に導入されていると発表しました。
2025年2月末時点で、実行されたフラット35ローン29,996件のうち18,830件が「子育てプラス」の金利引き下げを適用しました。

金利引き下げの詳細
「子育てプラス」では、借入人は子ども1人につき1ポイントを獲得でき、1ポイントごとに最初の5年間の住宅ローン金利が0.25%引き下げられます。
利用者の平均ポイント数は1.7ポイントでした。ポイントごとの利用割合は以下のとおりとなっています。
1ポイント:48.8%
2ポイント:34.3%
3ポイント:13.4%
6ポイント以上:0.3%
その他の金利引き下げ制度
住宅の性能向上(ZEHなど)に伴う金利引き下げと組み合わせることで、平均合計ポイント数は3.7ポイントに達しました。
また、利用者の半数以上(53.9%)が4ポイント以上を獲得し、5年間にわたる年1.0%の金利引き下げを受けることができました。
借入利用者の主な動機と目的
フラット35利用者のうち、22.3%が「子どもの人数に応じた金利引き下げ」をこの住宅ローンを選択した主な理由の一つとして挙げました。 特に、大人数の家族を持つ借入人からは、子育て世帯向けの経済的支援を高く評価する声が寄せられています。
フラット35とは?
フラット35は、日本において民間の金融機関と政府系機関である住宅金融支援機構(JHF)が提携して提供する長期固定金利住宅ローンです。
変動金利型ローンとは異なり、フラット35は借入期間(15年〜35年)を通じて安定した金利を保証します。
このプログラムは、住宅購入をより身近なものにすることを目的としており、省エネ住宅向けの金利引き下げや子育て世帯向けの優遇措置などの特典を提供しています。
関連情報:
(子育てプラスのポイントについて、ZEH物件などのポイント制金利優遇とどのように組み合わせられるか等とともに説明)
出典: