新潟市、3年ぶりに日本賃貸利回りランキングで首位に
- Tsubasa Yajima
- 3月5日
- 読了時間: 2分
2025年2月中旬、不動産ポータルサイト「健美家(けんびや)」は、2024年7月から12月までに同サイトに掲載された物件情報をもとに、日本の政令指定都市における区分マンション、木造一棟アパート、RC(鉄筋コンクリート)一棟マンションの利回りを分析しました。
健美家は、居住用を含む収益不動産に特化したポータルサイトです。データは、サイトに物件を掲載する加盟不動産会社から提供されており、年2回公表されています。
また、今回の調査対象は「政令指定都市」に限定されています。Wikipediaによると、「政令指定都市とは、人口50万人以上で地方自治法第252条の19に基づき政令で指定された都市」と定義されています。 なお、東京都23区はこの政令指定都市の制度には含まれていません。
2024年下半期 平均利回りランキング

健美家の資料をペイシャンスリアルティにより翻訳
新潟市が三冠達成
これまでRC一棟マンション部門で首位だった新潟市が、今回すべての物件タイプ(区分マンション/木造一棟アパート/RC一棟マンション)で最高利回りを獲得し、三冠を達成しました。 前回の調査で区分マンション部門のトップだった静岡市は、今回は3位に順位を下げました。
新潟市は、木造一棟アパート部門で2019年上半期以来12期連続の第1位、RC一棟マンション部門でも5期連続の第1位を維持しました
また、北九州市は、前回の3位から順位を上げ、区分マンションおよび木造一棟アパート部門でともに2位に浮上しました
調査対象となった20都市のうち、区分マンションでは5都市、木造一棟アパートおよびRC一棟マンションではそれぞれ9都市で利回りが上昇しています
なお、3つの物件タイプすべてで利回りが上昇したのは、仙台市、新潟市、堺市、北九州市の4都市のみです。
ランキングで目立った変動
大阪市は木造一棟アパート部門で大きく順位を下げ、12位から17位へと急落しました
仙台市はRC一棟マンション部門で大きく順位を上げ、前々回9位、前回17位から今回は6位へと急回復しました
区分マンション部門では、大きな順位変動(3位以上の上下)は見られず、比較的安定した結果となりました
出典:
健美家 (2025年2月)