三菱地所は9月27日、東京・千代田区で地元で安全祈願式典と呼ばれるトーチタワーの起工式を行いました。
安全祈願式は、日本では正式に工事が始まる式典です。
東京駅周辺の約3.1ヘクタールの敷地に広がる東京トーチ地区に、この大規模複合ビルが建設されます。
提供 : ©️三菱地所
トーチタワーは地上63階、地下4階の複合ビルで、完成すれば地上約390メートルの日本一の高さとなります。
1階から6階は商業スペースと公共広場に充てられ、3階から6階には大きなエンターテイメントホールが入る予定です。
7階から52階はオフィススペースとなり、53階から58階にはアジア初進出の超高級ホテル「ドーチェスターコレクション」の開業が決定しています。
完成CGパースと東京駅 / 提供 : ©️三菱地所
59階〜60階には大丸有エリア初となる賃貸レジデンスが入居します。 61階〜屋上には展望施設を併設した屋外スペースが設けられる予定です。
市街地再開発事業全体では、同地区に常磐橋タワー(2021年竣工)、変電所棟(I期竣工2021年、Ⅱ期竣工予定)、下水道局棟(2028年竣工予定)、トーチタワー(2028年完成予定)の4棟が建ちます。
提供 : ©️三菱地所
起工式に続き、三菱地所 代表取締役社長 中島 篤氏は「現在進めている東京トーチプロジェクトは、インフラ機能の更新と建物の建て替えを同時に行う大規模な事業。トーチタワーの着工は、このプロジェクトの最終段階となり、本当に感慨深い。建設会社、設計者、運営者が一体となってこのプロジェクトを成功させ、世界中から人が集まる街を創り上げたいと考えている。」と述べています。