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  • 執筆者の写真Tsubasa Yajima

PCG創設者ケン・チャン氏、Ask Me Anything(AMA)インタビューにおいて日本の不動産を語る

更新日:8月5日

10月12日、ペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)は、2023年9月に録音されたCEO/CIO兼創業者のケン・チャン氏が開催した日本の不動産に関するAMAの議事録を公開しました。


チャン氏によれば、このインタビュー記録は不動産投資先としての日本の魅力に焦点を当てているといいます。


以下はインタビューの概要であり、この記事の下部に全文へのリンクがあります。


免責事項- Patience Capital Group は Patience Realty の共同所有者です

重要ポイントは次のとおりです。


1. 日本への投資の魅力

日本は2000年代初頭から世界の不動産投資家にとって好ましい市場となってきました。 この関心を高める主な要因としては、海外投資家への不動産市場の開放、J-REITの導入、企業改革と収益性改善を引き起こしたアベノミクスなどが挙げられます。



2. 長期的なポジティブなファンダメンタルズ

高齢化への懸念にもかかわらず、日本は依然として恐るべき経済大国です。 現在、世界第 3 位の経済大国であり、2050 年までに第 5 位になると予測されています。日本は、借入コストが低く政策金利が低く続き、インフレの兆しがあります。 このため、不動産投資の魅力的な目的地となっています。


3. 企業改革のチャンス

日本は企業改革と株主価値の向上に重点を置いており、投資家に扉を開いています。 市場再編ルールと世代継承が企業の成長と再編を推進しており、世界的な注目を集めています。


4. 日本の不動産市場の強み

日本の不動産市場は、厚み、流動性、透明性、そして魅力的な利回りスプレッドを特徴としています。 これは、専門的に管理されるマーケットにおいて世界で 3 番目に大きな不動産市場であり、重要な JREIT 市場を特徴としています。 市場の透明性と外国人所有に対する法的制限の欠如が際立っています。


5. 外国人投資家にとっての課題

国内の不動産所有者の優位性により、外国の投資家が優良資産を取得することが困難になる可能性があります。 地元のプレイヤーと長期的な関係を築くには、物理的な存在、ネットワーキングのスキル、そして時間が必要です。


6. 不動産セクターの見通し

オフィス部門: 世界経済の不確実性、テクノロジー部門の課題、ハイブリッドワークの傾向、新しいオフィススペースの大量のパイプラインのため、注意が必要です。


小売部門: 地元の富裕層や観光客による供給と消費が限られているため、一等地の商店街は好調に推移しています。 郊外モールは、小売業態の変化とオンライン小売の成長により将来の不確実性に直面しています。


産業部門: 日本の産業部門は伝統的な物流空間から現代的な物流空間へと進化してきましたが、供給の増加により、高品質の物流施設のキャップレートは低下しています。


住宅部門: 人口動態の傾向により住宅需要は引き続き増加しており、入居率と賃料は堅調です。


ホスピタリティ部門:パンデミック後のインバウンド観光客の回復に伴い、ホスピタリティ部門、特に東京で強い需要が見られます。


7. 具体的な好機の例

ニセコなどのスキーリゾートや新潟などの地域は、有望な機会として認識されています。 これらの地域は観光客や投資家を惹きつけており、年間を通して観光が楽しめる可能性があります。


8. ESGに対するPCGのアプローチ

PCG は、ESG 価値を不動産ビジネスに組み込むことの重要性を認識しています。 代替建材やエネルギー源の使用など、持続可能な戦略が優先されます。 PCG には、ESG の価値観、方針、取り組みを社内で推進する責任を負う ESG 委員会があり、ESG の考慮事項が投資決定に組み込まれています。


インタビュー全文は、Patience Capital Group の Web サイト(English Only) で読むか、以下の PDF をダウンロードしてご覧ください。


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