2024年1月12日、不動産流通機構による不動産情報システム(レインズ)は2023年12月の首都圏不動産市場動向を発表しました。
このレポートは、新築ではなく、中古マンションの取引のみに焦点を当てています。
首都圏は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で構成されています。
すべてのパーセンテージは、前年比の変化、または前年同月からの変化を示しています。
REINS は日本における MLS に似たシステムで、売主側の登録仲介業者が自分の不動産をリスト化し、買い手の登録仲介業者が検索可能なデータベースで見つけられるようにします。 一般の消費者は REINS にアクセスできません。許可された不動産業者のみがアクセスできます。 以下の平均は傾向を示すだけであり、その価格を保証するものではありません。個別の不動産ニーズについては、必ず認可を受けた不動産業者にご相談ください。
同月の首都圏の中古マンション取引件数は2,941戸(3.7%増)となり、7か月連続で前年実績を上回りました。
日本の不動産業界は仲介業者に取引価格の公開を義務付けていませんが、仲介業者に自主的に取引を報告するよう求めています。 したがって、以下のデータは、米国やカナダで見られるような完全な取引データ セットから抽出されたものとみなされるべきではありません。 ただし、市場の動向を把握するのに十分な情報が存在します。
都道府県別にみると、
都道府県 | 取引数 | 前月比 |
東京 | 1634 | 3.5%up |
神奈川 | 649 | 3.2%up |
埼玉 | 323 | 1.3%up |
千葉 | 335 | 8.4%up |
東京は1,634件(3.5%増)で7ヵ月連続増加、千葉県は335件(8.4%増)で2ヵ月連続増加、埼玉県は323件(1.3%増)、神奈川県は649件(3.2%増)といずれも前年同月を上回りました。
首都圏の1平方メートル当たりの平均取引単価は74万8,200円(7.0%上昇)と、2020年5月から44ヵ月連続上昇傾向となりました。
首都圏の1取引あたり平均成約価格は4,784万円(9.4%上昇)となり、43ヵ月連続の上昇となりました。
首都圏成約物件の平均床面積も63.94平方メートル(2.3%増)に増加しました。
新築中古マンションの登録件数は14,744戸(1.2%増)と12ヵ月連続の増加となりました。
全体の在庫物件数は4万6,528件(11.7%増)と23か月連続の増加となっています。
参考
レインズ 2023年12月中古マンション取引レポート