森ビルは10月2日、東京都港区に10月6日に開業する「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」を報道陣に公開しました。
本施設の完成により、2014年から進められてきた虎ノ門ヒルズ再開発プロジェクト全体が集大成を迎えます。
主なポイント
虎ノ門ヒルズは、2014年に着工された7.5ヘクタールの総合再開発プロジェクトです。
新しいステーションタワーには、商業スペース、ホテル、オフィス、情報拠点が統合されています。
今回の完成により、虎ノ門ヒルズはオフィス、住宅、ホテル、小売スペースを含む総面積792,000平方メートルを誇ります。
2014年の虎ノ門ヒルズ森タワーの竣工を皮切りに、2020年に虎ノ門ヒルズビジネスタワー、2022年に虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワーと、開発は大きな節目を迎えました。
さらに、高架下を活用した環状二号線の開通や東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅の開設などのインフラ整備により、アクセスの利便性が向上しています。
虎ノ門ヒルズ駅直結の虎ノ門ヒルズステーションタワーは、エリア開発の最終段階となります。
新タワーは敷地面積約13,940平方メートル、延床面積約25万3,540平方メートル、地上49階、地下4階で、商業スペース、ホテル、オフィス、情報発信拠点から構成されます。
地下2階から地上7階までの低層部には、延床面積約11,200平方メートル、約70店舗が出店します。
駅正面広場ステーションアトリウム地下2階に直結した「T-MARKET」は、約3,000平方メートルの広々とした空間に、カフェ、ダイニング、ブルワリー、バーラウンジなど27店舗が出店しています。
提供©️森ビル
スペースの中央にある共用シーティングエリアは、複数の施設にまたがるシームレスなダイニング体験を促進します。
ホテル虎ノ門ヒルズの1階と11~14階には、ハイアットの独立コレクションブランド「アンバウンド コレクション」の東京初上陸となる205室がオープンします。
提供©️ホテル虎ノ門ヒルズ
シャワーブースや早朝到着のお客様向けのリラクゼーションルームなど、世界各国からの旅行者に対応できる設備をそなえています。
ホテル開業は2023年12月6日を予定。
9階、10階、15階~44階のオフィススペースは、基準階あたり約3,400平方メートル、総賃貸面積約10万7,000平方メートルを誇ります。
専用エリア内に、上下階をつなぐ階段を備えた8つの連結したダブルハイトスペースを設けました。 これらのスペースは、受付エリア、カフェテリア、リフレッシュルームとして多目的に利用でき、従業員間のコラボレーションを促進します。
提供©️森ビル
最上層(45階~49階、一部は8階)には虎ノ門ヒルズの中核となる情報発信拠点「TOKYO NODE」を設置。
3D映像の収録・編集・配信が可能な立体映像スタジオを備えたラボ、展示やイベントが可能な3つのギャラリースペース、約460平方メートル・338席の大規模ホール、インフィニティプール、ガーデンレストランや2つの屋上を備えたラボです。
これらの機能により、ビジネス、アート、エンターテイメント、テクノロジー、ファッションなど、さまざまな領域やジャンルにわたる多様なコラボレーションが促進されます。
この施設の完成により、虎ノ門ヒルズのプロジェクト全体は、オフィススペース30万5,000平方メートルを含む延床面積79万2,000平方メートル、従業員数約3万人、住宅戸数730戸、ホテル客室370室、小売店170店舗を擁することになります。
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